■ ボクの本棚 ■
■ 歯・歯周病
・歯周病はうがいで治る
著者:河北 正
出版社:宝島社
歯周病関連の本は何冊か読んだんですが、そのほとんどは歯周病の原因を「細菌」だとしていました。しかし、本書には、歯周病の原因のほとんどはカンジダだと書かれています(カンジダは真菌と呼ばれるカビの一種)。
実際にそのカンジダを除去する治療で、なんと90%以上が治ったというのです。
また、カンジダはさまざまな病気の原因にもなっており、心筋梗塞・リウマチ・舌痛症などにも関連するとのこと。
つまり、カンジダを除去すれば、これらの症状が軽減あるいは治癒することがあるということです。特に糖尿病は50歳以上で4人に1人という高い確率で罹患する病気ですが、歯周病と糖尿病は関連性が高く、歯周病が治ると糖尿病にもよい影響があるようです。
治療は防かび剤でうがいをするだけです。防かび剤を口に入れるのはちょっと抵抗ありますが、安全性が高いと書いていますからそれを信じるしかありません。
この治療は保険適用外なんですが、治療費はそれほどかからないのではと思います。
実際に治療したことのある方、よろしければ教えてください(ぜひ掲示板に書き込んでください)。私も次はこの治療を受けたいと考えています。
この著書を信用したのは治癒率が90%以上だということに加えて、
「カンジダ除去を前提とした治療を行うと歯科大学は近い将来なくなるだろう」と書いてあったことです。
著者自身が歯科医ですから、このような発言はたいへん勇気のいることだと思います。
それにしても、「歯周病の原因菌は歯垢(プラーク)のPh3〜5では生存も増殖もできない」という単純なことが、
なぜこれまでわかっていなかったのか不思議でなりません。
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・歯は保険でここまで治る
著者:保険で安心できる歯科医師の会(編)
出版社:現代書林
世の中には、ひどい歯科医がいるもんです。本書には、悪徳歯科医のだましの手口やトラブルの例が挙げられています。
こんな歯科医にかかったら、ホントひどい目に会いそう。
虫歯、入れ歯、ブリッジの治療などほとんどすべての歯のトラブルは保険内でできるようです。できないのはインプラントと矯正だけ。賛否両論のあるインプラントですが、本書では否定しています。ただし、本書が出版されたのは1998年ですから、現在では
少々見解が異なるかもしれません。また、歯周病については上記の「歯周病はうがいで治る」を一読した方がよいでしょう。
個人的にはあまり興味ありませんが、美容歯科についても保険内でかなりのことができるようです。
歯科医にかからない人はまずいないわけですから、この本はすべての人にオススメします。
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■ フィクション
・邂逅の森
著者:熊谷 達也
出版社:文藝春秋
マタギの世界。命を削るような狩猟だからこそ、人を引きつけて放さないものがあるんだろうな。カイエソバージュ、「仏教が好き」でもマタギの話は出てくるが、そのこともあって狩猟に関するいろんなしきたりや掟など、実に興味深く読んだ。
最後の巨大グマとの死闘、そして傷ついて山を下りるシーン。うーん、しみじみといいなぁ。読後感も素晴らしい。
直木賞受賞作で読んだなかでは、これまで「山妣(やまはは)」が最高だったが、本作はそれを越えた。
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